2007年10月、ドイツ、シュツットガルト-フランクフルト・モーターショーで、マーレは、耐摩耗性過共晶アルミニウム シリコン合金のシリンダーライナ コンパウンドALBOND®を発表しました。この粗い外周面を持つシリンダーライナ コンパウンドを使用すれば、1気筒あたり400gの軽量化を行うことができます。
ALBOND®と呼ばれる、この耐摩耗性シリンダーライナ コンパウンドは、重量のある鋳鉄製シリンダーライナを軽量化するために開発されました。各シリンダーのランド幅を短縮することができ、小型化設計が可能ですから、シリンダーライナの設計しだいで、鋳鉄ライナーに比べて、1気筒あたり最大400gの軽量化を図ることができます。ALBOND®は、アルミニウム製ダイカスト クランクケース用の鋳込み材として特に適しています。シリンダーライナの周りにクランクケースのアルミニウム合金を鋳込むときに、特別に粗い外周面により一様な接合が得られます。 ALBOND®を使用して鋳造することにより、摺動面が過共晶アルミニウム シリコン合金のアルミニウム製エンジンブロックを製造することもできます。従来は、このようなブロックの製造には、コストのかかる低圧ダイカスト法を使用する必要がありました。また、ダイカスト法のため、肉厚を薄くして素材を節約することができます。 ALBOND® の表面は粗いため、正確に接合でき、エンジンの作動中のシリンダーの冷却を効率よく一様に行うことができます。したがって、シリンダーの歪みが最小化され、オイルの消費が減り、摩擦損失も最小化されます。つまり、燃料消費量と排出ガスの削減を行うことができます。ALBOND®の粗い面は、マーレが開発した、特殊なシリンダーライナ コンパウンド鋳造法を使用して生成されます。ALBOND®を使用して製造したエンジンブロックは、エンジンブロックからシリンダーライナを分離する必要がないため、簡単にリサイクルすることができます。 マーレグループは世界自動車部品業界において上位30社の中にランクされています。また、エンジン部品・システムのテクノロジーリーダーとして、ピストンシステム、シリンダーコンポーネント、バルブトレインシステム、エアーマネージメントシステム、リキッドマネージメントシステムの5つのプロダクト・ラインにおいては、世界トップ3サプライヤのひとつです。現在、世界に110の生産拠点と7つの開発拠点を有し、従業員数は40,000人以上。また、2006年の売上は約6,450億円(約43億ユーロ)です。
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