インタークーラ

燃費向上とCO2排出量削減に有効な対策の1つは、排気量を低減することです。通常、排気量を低減するには、ターボ過給と組み合わせて、出力とトルクの維持・向上を図る方法が用いられます。ターボの過給度が上昇すると、圧縮空気を冷却する必要性が高まります。そのため、インタークーラの果たす役割がより重要になります。マーレが開発したカスケード式水冷インタークーラ内蔵インテークマニフォールドは、圧力損失を最小限に抑えると同時に、コンパクトパッケージ化を実現します。2段階冷却システムを採用したことで、チャージエア温度を冷却水温度近くまで冷却することが可能になります。

インタークーラー
インタークーラには、外気による「空冷インタークーラ」と、冷却水を介して外気に放出する「水冷インタークーラ」の2種類があります。水冷インタークーラはコンパクトパッケージ化や動的応答性に優れているため、今後ますます重要な役割を果たしていくものと思われます。水冷インタークーラのメリットの1つは、車両のフロントエンドではなくエンジンのすぐ近くに設置可能な点です。水冷インタークーラには、低温ラジエータが不可欠な要素となっています。低温ラジエータは従来のインタークーラに比べて設置する際の奥行きが浅いため、フロントエンドのスペースを歩行者保護対策などの広範な用途に有効活用することができます。また、エンジンの近くにインタークーラを配置することで、チャージエア配管の短縮が可能となるため、圧力損失が約50%低減します。空気密度の増加と圧力損失の低減は、エンジン燃焼に使用可能な空気量が増加することを意味しています。結果として、エンジンの応答性が向上します。

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