最新技術を採り入れた風洞設備(サーマルコントロール試験)

既存の風洞設備は、1972年に、ドイツ・フォイアバッハテクニカルセンター拡張の一環として、「Wind Tunnel II」として建設されたものです。その後たびたび改良の手が加えられ、今日至るまで業界のベンチマークと目されてきました。2012年12月に大規模な改造工事が始まり、2013年5月初めに完成しました。

この風洞では最高50℃の温度下で、非常に高速の気流を連続的に発生することができ、総合的な「エンジン冷却システム」を現実に即した条件の下で試験することができます。環境コントロール型の設備と異なり、車両のクーリングモジュールに作用するスリップストリームの偶発的な流れを、乗用車から大型商用車に至る幅広い車種について測定することができます。

今日、乗用車では最高250 km/hまで、商用車では同じく100 km/hまでの走行速度をシミュレートでき、実際の冷却能力を非常に正確に測定できます。

新しいブロアーは、商用車の試験時に6 m²を超える流路面積を確保できます。最新のシステムを使い、気流の断面積を13.3 m²から、ノズルで希望する大きさに絞ることができます。特に大型商用車の場合、気流プロフィルが一段と均一化するため、より現実的な測定結果が得られます。