マーレが車室内の微粒子を除去するスマート空調システムを開発
ドイツ・シュツットガルト、2020年9月4日-マーレは、車室内の微粒子除去機能を強化するスマート空調システムを開発しました。その最大の特徴は、微粒子センサを空調システムに一体化したことにあります。空調システムに内蔵されたセンサが、車室内外の空気を直接検知。変化する汚染レベルに、空調システムが迅速かつ高精度に対応することが可能になります。また、最適な空気清浄技術により、車内空気の清浄度を高いレベルで維持することができます。このマーレの新技術は、既存システムを上回る優位性を実現しています。空調システムに機能を統合したことで、小型化、軽量化、そして優れたコスト性を実現しました。この革新的なスマート空調システムは、新規開発された高効率微粒子フィルタを採用しています。
- 空調システムに微粒子センサを一体化。
- センサ一体化により空調システムのレスポンスの迅速性と精度が向上。
- 機能を統合したマーレのスマート空調システムは、従来品を超える小型化、軽量化、優れたコスト性を達成。
- 新規開発の微粒子フィルタにより、完成度の高い機能を発揮。
「当社が開発した新しいスマート空調システムを搭載した車内は、微粒子量が低下し、空気の清浄度が向上していることにドライバーは気がつくはずです」とマーレグループDirector Advanced Engineering Thermal ManagementのLaurent Artが述べています。「この新しいシステムは、車内の空気質をドライバーにリアルタイムで知らせる機能も装備しています」。
既存の汚染レベル検知技術は、独立したセンサ単体、もしくは複数のセンサをHVACユニットにワイヤハーネスで接続する複雑なシステムとなっています。
新世代微粒子フィルタ
この画期的なセンサコンセプトに加え、マーレは新世代微粒子フィルタも開発しました。このフィルタは、その高い捕集率を大きく劣化させることなく、耐久期間を通して維持することが可能です。つまり、車室内空気の清浄度も長期間にわたり高いレベルで保持されるのです。外気に含まれる微粒子や固形粒子、有害ガス、環境臭気などを高い信頼性で除去し、車内への侵入を防ぎます。路上走行で排出される代表的な粒子としてブレーキ摩耗粉塵やディーゼル車の煤、タイヤ摩耗粉塵などが挙げられますが、こうした粒子の車内への侵入も防止します。マーレのスマート空調システムに一体化したセンサで、フィルタエレメントの最適な交換時期を確認することも可能です。フィルタは、汚染空気の空調システム内への侵入を防ぎ、部品を保護する効果もあります。
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