私たちの責任

人類の未来と技術の進歩の調和を保つこと、それが私たちの最も重要な課題です。
この課題に取り組む基盤となっているのが、1996年に「マーレビジネスプロセス」の一環として導入された「環境マネジメントシステム」です。職場の安全、保健衛生、そして環境保護に関するすべての要素がここに盛り込まれています。プラントやプロセスを計画する際には、その初期段階でリスク分析を行い、職場安全、保健衛生、そして環境保護に対する予防措置が等しく講じられるよう配慮しています。
職位に関わらずすべての従業員に的確な情報共有と責任ある行動を求めています。また、従業員から寄せられる更なる改善へ向けた提言も非常に重要な役割を果たしています。グループ内には、グローバルスタンダードとして共有するプロセス体制が構築されています。これに準じ、計画から実行に至るすべての活動が、職場安全、保健衛生、そして環境保護を総合的に考慮して行われるようになっています。
マーレは製品のエネルギー効率、資源利用効率の向上に最大限取り組んでいます。
新製品の開発にあたって重要となるのが、環境に配慮した設計です。この基本的な理念は業務プロセスにも適用され、ISO14001、ISO50001、ISO 45001などに準じてエネルギーや資源を保全する思想を盛り込んだ設計になっています。また、環境に悪影響を与えるような活動を避け、万一環境被害が発生した場合にもその影響が最小限となるよう、様々な対策を講じています。環境に優しい最新の技術に投資し、世界の気候保護に向けた活動を積極的に支援しています。様々な対策を検討する際には、野生生物の種の保全や生物多様性への配慮も怠りません。環境保護地域に当然の配慮を行うことも、マーレにとっては極当たり前の慣例となっています。

環境に優しいモビリティのために
マーレが環境への負荷を緩和するために行う様々な活動の中で、最も貢献度の高いものは製品そのものです。世界で走る何百万台という車両に採用されるマーレの革新的技術が、燃費の向上や排出ガスの削減に寄与し、環境バランスを恒久的に改善する作用をもたらします。代表的な例がピストンをはじめとするエンジン部品です。マーレはこうした製品の軽量化や摩擦低減に取り組み、効率化や排ガス抑制に貢献しています。
「職場安全、保健衛生、環境保護、エネルギー管理に関するガイドライン」(2021 年 6 月版 ) [PDF; 18 KB]は、こちらをご覧ください。
マーレに部品や材料等を納入するサプライヤーに関する重要情報は、マーレグループのウェブサイト:「規制物質の使用禁止と申告」でご確認ください。
EU指令2012/18/EUに基づくポルトガル・ムルテデ拠点に関する安全報告書はこちら [PDF; 1867 KB]をご覧ください。