ピストンシステムズ(商用車)

商用車の市場は、基本的にコストに極めて敏感です。車両を選定する際、長距離便を運行するフリートオペレーターが何よりも重視するのが運送効率です。車両の価格に加えてランニングコストが重視されるわけで、中でも重要なのが燃費です。ただ、燃費とそれに伴うCO2 排出量のさらなる低減が必要となるのは、コスト圧力だけが原因ではありません。EUは2020年から、小型商用車の平均CO2排出量を147 g/kmに制限することを決めました。規制が大型車両に及ぶのは時間の問題と見られています。エンジンに求められる出力密度、ひいては構成部品にかかる負荷が高まるであろうことは避けようがありません。

そうした時代の流れに対応するべく、マーレは、大型車両用に素材と設計を様々に変えたピストンを開発しています。それらのピストンは例えば、220 barに及ぶシリンダ内のピーク圧力に耐え、他の構成部品との組み合わせによって、搭載する商用車の耐久性を走行距離に換算して100万km以上に延ばすことができます。そうした技術を組み込んだマーレのエンジンは、バンから大型商用車まで、幅広い用途をカバーしています。