イノベーション ー 成功の原動力

新たなチャレンジに挑む

創業以来、普遍のテーマとしてマーレの中核基盤を築いてきたもの、それは常に新しい挑戦に立ち向かう飽くなき探究心、そして何よりも自動車とその技術への愛情だと言えます。こうしたマーレを形作る要素こそが、私たちを常により良いソリューション開発へと駆り立てる原動力になっているのです。マーレが提供するソリューションは、顧客の興味を引き寄せ、刺激となり、市場の先を行く存在へと導いているのです。

燃料電池モニター

燃料電池スタックは、損傷を防止するため、運転中の状態を絶えず監視する必要があります。また、動作状態を監視することで、発生するガスや供給する空気などの重要な変化要素を制御することも可能になります。マーレが提供する「燃料電池モニター」は、搭載する2台のマイクロプロセッサで、燃料電池スタックから送信される信号を処理し、セントラルコントロールユニットにフィードバックします。状況に合わせ、燃料電池の電圧を半導体モジュールを使って放電させます。配電盤と放電抵抗器は、冷却プレート上に配置することで、トラブルフリーの動作を実現します。

オイルフリーコンプレッサコンポーネント

マーレが提供するオイルフリーコンプレッサ用コンポーネントは、商用車のブレーキシステムに供給する圧縮空気の圧縮行程に小さな「革命」を起こします。Nikasil®めっきを施したシリンダー、特殊テフロン加工のピストンリング、さらにピストンスカート部にスライディング塗料めっきを採用することで、コンプレッサの耐久年数に影響を与えることなく、これまで不可欠と考えたれてきた潤滑油を不要にすることに成功したのです。オイルフリーのメリットは明白です:油分を含まないクリーンな圧縮空気を実現し保守費用の低減が図れるだけでなく、オイルコントロールリングが不要となるため、摩擦抵抗を低下させる効果も得ることができます。マーレではピストン、ピストンリング、シリンダーを全てセットで供給しています。ピストンやシリンダーはアルミを採用しているため、コンプレッサシステム全体の軽量化にも貢献します。すべての部品を完璧に調和させ、最適な温度管理と高い耐久性を実現します。

アイドリングストップ対応「吸着式空調システム」:マーレの新しいコンセプト

マーレが商用車用に提供するアイドリングストップ対応「吸着式空調システム」は、機械的なコンプレッサ駆動を必要としない全く新しい機能理念を提唱します。このシステムでは、冷気の生成に熱を利用します。そのため、「サーマルコンプレッサ」と呼んだ方が、より正確かもしれません。利用する熱は、既存の燃料駆動型キャビンヒータから供給されるのが理想です。このシステムでは蒸発、吸着、凝縮、脱着のサイクルで冷熱を生成します。コンプレッサなどの可動部品を必要としないため、低摩耗性で動作音は全く発生しません。システム本体は後付けのボックスに収納し、ダッシュパネル外側などに取り付けます。このダッシュパネルが熱交換器の役割を果たし、吸着システムが室温を若干上回る程度まで放熱を行います。

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