クーリング(乗用車)

ごく最近まで、エンジン冷却システムの目的は、エンジンブロックを過熱から保護することに置かれていましたが、燃費性能やキャビンの快適性向上、排ガス削減への要求が増すにつれて、サーマルマネージメントシステムというさらに複雑な役割りを果たすようになりました。CO2排出量ほかの排ガス規制の強化に呼応するような、パワートレイン電動化の流れが影響しているか否かに関わらず、サーマルマネージメントシステムの機能は一層、複雑高度化しています。「部品保護」がエンジン冷却の最重要機能であるということに加え、クーラント回路は、今日のエンジンに装備されているさまざまなコンポーネントの冷却、あるいは加湿に使われます。

これまで、高い負荷に耐えられるように設計されてきた冷却回路とその構成部品は、今後は負荷の変動に対応できるシステムを目指すことになるでしょう。