モジュール試験

グローバル化の進展とモジュールの戦略的な採用、部品共用化などの動きとは裏腹に、国/地域によって異なる排ガス基準値、メーカー各社のブランドアイデンティティ、そしてエンドユーザーニーズの地域的な差異が要因となって、使用段階で見るかぎり、構成部品に対する要求は依然として多様です。それに加えて、パワートレインと車両開発ではシステマティックなアプリケーションが増加する傾向を見せています。開発と設計に当たって、システムと構成部品間の相互作用が益々重要となっています。

マーレが開発するすべての構成部品は、生産開始前に非常に特有の要件を満たしていることが求められます。アプリケーションと地域に関係なく、効率的な機能性とメーカーが保証する耐用寿命の全期間にわたる動作安全性が非常に重要となってきます。

その基礎となるのは、ロバストな設計です。適切な材料を選択し、構成部品の運転条件に適したコーティングを必要に応じて施します。

しかし、構成部品を単独で開発したのではうまくありません。他の車載コンポーネント、特にシステムを構成する他の部品との相互作用に配慮することの重要性が増してきています。それが構成部品の実際の挙動、そして他の部品との相互作用を評価するための唯一の方法なのです。つまり、システム全体を理解することが、構成部品の開発で成功するための決め手となってきます。

マーレでは、モジュール試験部門がこうした諸側面すべての調査に当たっています。すべての構成部品を単体で動作テストし、システムに組み込んでテストし、さらにシステム間の相互作用をテストするのです。このような総合的なテストアプローチによって初めて、耐久性のある構成部品、ひいてはその耐久寿命全体にわたって効率的に機能するシステムの誕生が約束されます。

マーレでそれが可能なのは、長年にわたり蓄積した関係活動分野における膨大な経験知識が存在し、かつ個々の構成部品を開発する前にシステム全体を理解するという基本的フィロソフィが社内に定着しているからにほかなりません。

マーレの構成部品は、世界各地に展開し、最先端技術を備えた数多くのテスト・研究施設で試験された後に、商品化されています。マーレは、例えば、以下の施設を擁しています。

グローバルに活動するマーレのモジュール試験部門は新製品開発のほかに、お客様から苦情を受けたときに品質管理部門をサポートする役目も担っています。それぞれ固有のニーズを抱える地元市場を、部品試験を通じてサポートすることが各拠点に課せられた基本的使命です。

ということは、モジュール試験部門はグローバルに拠点を展開する必要があるということです。現にマーレは、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカの主要地域、主要都市に多数のテスト施設を擁しています。各拠点はそれぞれ、地域のニーズを汲み取りつつ、グループ内のスペシャリストとして活動しています。

これら施設では、私たちがエンジンテストベンチを使って商品化に向けて承認試験を始める以前、製品の設計段階で試験を行うこともあります。