シリンダーコンポーネンツ(乗用車)

Modern engines place greater requirements on cylinder components than ever before: higher operating temperatures and pressures as well as higher speeds with simultaneous limitations on emissions. All of these factors have made it necessary to create innovative concepts and materials that offer a higher performance than anything that has come before.

Cylinder components portfolio

Bearings

ベアリングの果たす基本的な役割は、可動部品を支持し、負荷を吸収して逃がすことにあります。しかし、近代のエンジンには、それ以上の働きがベアリングに求められます。CO2ガス削減のニーズに対応するためには、負荷に対する耐久性を改善するとともに、摩耗・摩擦を低減する必要があります。アイドリングストップ機能やハイブリッドシステムの普及に伴い、エンジンのオン・オフが頻繁に繰り返えされるようになったため、ベアリングに対する負荷増大が課題になっています。特にエンジン始動プロセスでは、ベアリングに様々な摩擦が発生するため、高負荷への対応が求められています。

マーレのベアリングは、従来の形状を維持しながら先進的なコーティング技術を採用。エンジンだけでなく多彩な用途に対応します。ベアリングの種類としては、転軸受、平軸受、空気軸受、流体軸受、磁気軸受などが一般的です。

Connecting rods

コンロッドはピストンをクランクシャフトに結合する部品で、小端部、大端部、ロッド部により構成されています。力と動きを伝える役割を担うコンロッドは、様々な負荷に晒されているほか、エンジンの高性能化が進んだことで、コンロッドの動作環境は益々過酷なものになっています。その一方で、軽量化のニーズも高まっています。マーレが提供するコンロッドは、最先端の高強度素材を採用し、現在の技術ニーズを超える性能を実現します。

Cylinder liners

ピストンとピストンリングが繰り返す上下運動により、その摺動面を形成するシリンダーライナには非常に高い機械的負荷がかかります。また、エンジンの高性能化による燃焼圧や動作速度の上昇も、シリンダーライナを取り巻く環境を非常に厳しいものにしています。摩耗を最小限に抑えるには、摺動面に潤滑油を充分に行き渡らせ、円滑な状態に維持することが重要です。潤滑油の消費量や部品の摩耗量は、摺動面の材質や品質により影響を受けます。

マーレの製品は、最先端の技術によって生み出されたものです。長年の経験の中で培われた技術力・開発力を駆使し、個別ニーズに対応した最適のソリューションを提供します

Piston pins

コンロッドをピストンに結合する役割を果たすピストンピンは、ピストンの往復運動により発生する非常に高い負荷を受ける部品です。また、エンジンの高性能化による燃焼圧力の上昇も、ピストンピンへの負荷を増加させる要因になっています。こうした過酷な環境に対応するためには、部品の耐久性を常に最適化することが求められます。

マーレのピストンピンは高品質・高精度を特長とし、幅広い用途に対応します。最先端の「マルチステーション・パーツ・フォーマー」で製造されるマーレのピストンピンは、革新的デザインや複雑形状にも対応し、高負荷環境でも優れた耐久性を実現します。コーティングにはPVDまたはDLC(ダイヤモンド状炭素)を採用。摩耗を低減し、耐摩擦性能を向上させています

Piston rings

ピストンリングは、燃焼室の気密性を保持する機能に加え、ピストンに流入する熱をシリンダ壁に逃がす熱伝達の役割も果たしています。また、シリンダ壁面の潤滑油量を必要最小限にコントロールするのもピストンリングの重要な機能です。
エンジンの高性能化に伴い、動作温度、燃焼圧、回転速度は上昇の一途を辿っています。当然、ピストンリングにかかる負荷も増加しています。耐摩耗性、低摩擦性に加え、気密性や耐久性の向上が求められています。マーレは、新コーティング剤の開発とピストンリングの多様化に向けた取り組みを続けています。

マーレは、各種エンジンに対応した最適のピストンリング、ピストンリング・パックを提供します。さらに、豊富な製品ラインナップには、様々なデザイン、形状、技術仕様に対応した圧力リングやオイルコントリールリングなども含まれています。