過去から未来へ ー マーレ創業からの歩み

エルンスト・マーレ

独創的なアイデアからスタートしたマーレの歴史

サクセスストーリーの幕開けは1920年。当時、自動車の内燃機関には重いネズミ鋳鉄が使用されていました。マーレ兄弟(Dr. エルンスト・マーレとヘルマン・マーレ)は小さな工場で当時の業界標準とは異なる軽合金ピストンの開発・製造に乗り出します。しかし、乗り越えなければならない技術的ハードルは高く、悪戦苦闘の連続でした。こうした問題を解決するには、汚れや埃塵からエンジンを保護することが重要だと考えた兄弟は、最終的にエアフィルタとオイルフィルタの開発にも着手し、これを成功させます。彼らの不屈の努力は報われ、軽合金製ピストンの時代が始まったのです。

現在、世界で生産されている自動車の2台に1台がマーレの製品を搭載しています。小さな試作工場からスタートしたマーレは、自動車業界トップクラスのシステムサプライヤーとして世界で活動しています。

沿革1920年-1932年

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革新。開発。ブレークスルー。

小さな試作工場から技術の旗手、そして産業界を担う企業へと成長したマーレ。当時の課題は、エルンスト・マーレが推進する軽合金ピストンがネズミ鋳鉄製ピストンの代わりとなるかどうかということでした。ブレークスルーとなったのは、新合金とエルンスト・マーレが開発したリングキャリア付きピストンの登場だったのです。
1920年
  • Versuchsabu Hellmutt Hirt にヘルマン・マーレが1920年12月1日に入社し、現在のマーレの第一歩を踏み出す。
1921年
  • 欧州で初の軽合金ピストンの量産化。
1922年
  • エルンスト・マーレ(ヘルマン・マーレの弟)がLeichmetall-Werke, G.m.b.H(元Versuchsbau Hellmuth Hirth)に入社。
1924年
  • 社名を Elektronmetall GmbH Stuttgart-Cannstatt (EC)に変更。
  • 軽合金ピストンを新しく開発し、モータースポーツに採用。
1926年
  • ヘルマン・マーレがコマーシャルディレクター(営業・販売担当)に就任。
1927年
  • エルンスト・マーレがテクニカルディレクター(技術担当)に就任。
1930年
  • エア・オイル・燃料フィルタの量産開始。
  • 窒化鋼製シリンダライナを初めて開発。
1931年
  • リングキャリアピストンの特許を取得。

沿革1933年-1945年

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独裁政権。武装。戦争。

社会主義と第二次世界大戦がECの企業としての発展に大きな影響を与えます:軍事用の航空機や車両、商用車の製造に着手するのです。こうしてEC(1938年に社名をMAHLE KGに変更)は軍事産業の主要サプライヤーとなります。1940年からは強制労働者も使用するようになります。1944年には外国人や強制労働者も含めた従業員の数は、6,000人強までに増加しました。
1933年
  • エルンスト・マーレとヘルマン・マーレが同株式を保有する単独オーナーとなる。
  • ヒットラーがドイツ首相に任命。工場ではストライキが起きるが、こうした行動を統制するため各労働組合は「ドイツ労働戦線」へ強制的に統合。
1935年
  • 従業員の補助年金を支援・提供するためMAHLE Pension Clubを設立。
  • ピストンとシリンダの熱膨張を補正するプロファイル加工を採用したピストンを初めて開発。
1937年
  • 社宅を非営利で提供開始。快適で清潔な生活環境を安価な家賃で提供し、住宅供給不足の解消を図る。
  • 複数の国際航空イベントで紹介。
  • 非利益法人MAHLE Siedlung GmbHを設立。
1938年
  • 社名をMAHLE KGに変更、そして今日までほとんど変わっていない会社ロゴを導入。
  • 与党に忠実な企業を印象付ける社報「MAHLE-Kamerad」の創刊。
  • 遠心鋳造によるシリンダブランクの量産化に成功。
1940年 National Socialist Model Plantとして認定。
1943年/44年 Paul Hahnがヘルマン・マーレに反ナチスグループ「Goerdeler Circle」の計画を明かす。ヘルマン・マーレはその活動を支持。
1944年 兵器製造ピーク時の外国人・強制労働者を含めた従業員数は、6,200人に到達。

沿革1946年-1970年

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破壊、そして再建。

第二次世界大戦で、MAHLE KGは保有する資産の60%を失いました。1948年まで経営権は第3者委員会に委任。戦後数年間は本業以外の製品を製造するなど、存続に向けた試行錯誤が行われましたが、やがて好景気の波に乗り急速な回復を遂げます。
1948年
  • AUTOTHERMIK® ピストンの開発。
1949年
  • クロムメッキ(CROMAL®)を施したアルミライナの初量産。
1950年
  • ブラジル・サンパウロにMetal Leve S.A.をエルンスト・マーレが設立。
1951年
  • モータースポーツ用に部品を新しく開発。
1952年
  • チルド鋳鉄製バルブタペットの量産開始。
1955年
  • AUTOTHERMATIK®ピストンの量産。
1957年
  • チルド鋳鉄製カムシャフトブランクの量産開始。
1964年
  • MAHLE Beteiligungen GmbH (MABEG) 及び非利益のマーレ財団「MAHLE Stiftung GmbH」を設立。
  • マーレ兄弟が所有する株式の99.9%をマーレ財団へ、0.1%をMABEGに譲渡。
  • ニッケル・シリコン表面コーティングのアルミライナの初量産。
1965年
  • 遠心鋳造法による粗面鋳造シリンダライナの量産開始。
  • 新技法を使いナトリウム充填中空バルブの生産開始。
  • 中空鋳造カムシャフトの生産開始。
1967年
  • エンジン部品に表面コーティングNIKASIL®を採用。
  • Airfix®エアコンプレッサを披露。
1968年
  • ドイツのSüddeutsche Kolbenbolzenfabrik GmbH を買収(現MAHLE Motorkomponenten GmbH)。
  • 日本の泉自動車工業株式会社と技術提携(2003年にグループ傘下に。現マーレエンジンコンポーネンツジャパン株式会社)。
1969年
  • オーストリアの König KGに資本参加(現MAHLE König Kommanditgesellschaft GmbH & Co. KG)。

沿革1971年-1990年

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グローバル化。

1970年代から1980年代にかけて、マーレではグローバル化が急速に進みます。フィルター事業に再着手したのもこの頃です。1990年代に入ると自動車業界ではグローバル化と業界再編が急速に進みます。これに対応するため、マーレは部品メーカーから開発パートナー、そしてシステム&モジュールサプライヤーへと大きく変貌します。
1971年
  • 独立だった複数の会社・事業を統合し、MAHLE GmbHとして再編。
  • ヘルマン・マーレとエルンスト・マーレがマネージメントボードメンバーを退任。
1972年
  • ドイツのKnecht Filterwerke GmbH及びオーストリアのKnecht Filterwerke Ges.m.b.H.に資本参加。
1973年
  • スペインの Fundiciones Industriales S.A. (FISA)に資本参加(現MAHLE S.A..U.)。
1974年
  • 集塵フィルタに星型フィルタエレメントを採用。
1975年
  • 米国の初工場、コネチカット州フェアフィールドにMAHLE Cylinders Inc.を設立。
  • ドイツ・シュツットガルト近郊にFilderklinikを開設。(株主マーレ財団が支援する最大プロジェクト)
1976年
  • 低圧鋳造アルミエンジンブロックの量産。
  • トラック用ディーゼルエンジン向けに球状黒鉛鋳鉄製ピストン開発に成功。
1978年
  • 現MAHLE Engine Components USA, Inc. 傘下の初となる拠点を米国テネシー州モリスタウン市に設立。
  • ブラジル・サンパウロにMAHLE Indústria de Peças を設立。
  • プロファイル付のピストンピンを開発。
1979年
  • ブラジルのCIMAを買収。 (現MAHLE Indústria e Comércio Ltda.)
1980年
  • ピストンピンブランクの冷間押し出し加工法を開発。
  • 最初のプロファイル付ピス穴のトンピンを開発。
1981年
  • ブラジルにMetalúrgica Mogi Guaçu Ltda. 設立(現MAHLE Metal Leve S.A.)。
1983年
  • プログラミング可能なCNC倣い旋盤をピストン加工工程に導入。
1984年
  • ドイツ・ショルンドルフに物流・倉庫に開設。
  • 自動車業界初レーザー溶接技術を使ったバルブタペットの量産。
  • International Magnesium Associationからダイキャスト部門のAward of Excellence受賞。
1985年
  • MAHLE Pension Clubを解散し、年金制度を新しく導入。
  • HYDROTHERMIK®ピストン、HYDROTHERMATIK®ピストンの量産。
  • 環境にやさしいフィルタエレメントを導入。
  • 組立カムシャフトの量産開始。
1986年
  • ドイツ・エーリンゲンに樹脂エアフィルタ量産のため工場を設立。
  • フランスのTécafiltres S.A.(現MAHLE Filtersysteme France SAS) と Soparis S.A. を買収。
  • 耐食性・防音性に優れた軽量タイプのプラスチックエアフィルタの初量産。
1987年
  • イタリアのMondial Piston S.p.A. を買収(現 MAHLE Componenti Motori Italia S.p.A.)。
  • 商用車ディーゼルエンジン用FERROTHERM®ピストンの量産開始。
1988年
  • 大型ディーゼルエンジン用ボア冷却式複合ピストンを開発。
1989年
  • 高負荷ディーゼルエンジン用セラミック繊維強化LIQUOSTATIK®アルミピストンの量産。
1990年
  • フランスCOFFI Group内の複数会社に過半数以上の資本参加。
  • 韓国Dong Yang Piston Co. Ltd.に資本参加。

沿革1991年-1999年

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システムパートナー。テクノロジーリーダー。

1990年代初頭、自動車業界は大きな壁に直面します:国際競争が激しさを増し、価格競争がより厳しいものとなったのです。また、製品品質や供給に関する要求も高いハードルが設けられるようになりました。組み立てしやすいモジュール・システムへのニーズが高まった時代です。
1991年
  • MAHLE GmbHとJ. Wizemann GmbH & Co.の鉄鋼関連事業を統合し、MAHLE Wizemann Groupが発足。
  • 自動車用キャビンフィルタの量産。
1992年
  • GRAFAL®スカートコーティングを採用したピストンの量産。
1993年
  • Knecht Filterwerke GmbH の残存株式を取得(現 MAHLE Filtersysteme GmbH)。
  • フィルタインサートと樹脂ハウジングを採用したオイルフィルタモジュールの導入。
1994年
  • MAHLE Wizemann GroupとPleuco GmbH を統合し、MAHLE-J. Wizemann-Pleuco GmbH (MWP)が発足。
  • メキシコにMAHLE Pistones S. de R.L. de C.V., Mexicoを設立 (現MAHLE Componentes de Motor de México, S. de R.L. de C.V.)
  • MICRO-STAR®キャビンエアフィルタを開発。
1995年
  • 合金 142と合金 145を採用したピストンを量産。
  • ファンネル型冷却チャンネル付きピストンの量産。
1996年
  • ブラジルのMetal Leve S.A. 株式の過半数を取得(現 MAHLE Metal Leve S.A.)。
  • セラミック繊維強化ピストン生産のためロボット支援中圧ダイカスト鋳造法を導入。
  • 環境にやさしいオイルフィルタがドイツ産業連盟(BDI)の最優秀賞を受賞。
1997年
  • メキシコに合弁企業Knecht Duroplast Sistemas de Filtración S.A. de C.V. を設立。
  • Cofap S.A. からピストンリング事業を買収(ブラジルに現MAHLE Metal Leve S.A.とポルトガルに現MAHLE Componentes de Motores S.A.)。
  • インドに合弁企業 MWP Migma Ltd. を設立(現MAHLE Engine Components India Private Limited)。
  • インドに合弁企業 Kirloskar Knecht Filters Private Ltd. を設立(現MAHLE Filter Systems (India) Limited)。
  • エアインテークモジュールの量産。
1998年
  • ポーランドにMAHLE Spolka z o.o.を設立(現MAHLE Polska Spolka z o.o.)。
  • ブラジルにあるMAHLE Ltda.とMetal Leve S.A.を統合し、MAHLE Metal Leve S.A.を発足。
  • 合金M 174を採用した高性能ディーゼルエンジン用アルミピストンを量産。
1999年
  • 過半数株式を保有する傘下企業を「MAHLE」を含む社名に変更。
  • 旧Knecht Filterwerke GmbHがMAHLE Filtersysteme GmbHに、旧MAHLE J.Wizemann-Pleuco GmbHがMAHLE Ventiltrieb GmbHに改名。
  • ポーランドのWSM Krotoszyn S.A.株式の過半数を取得(現MAHLE Polska Spolka z o.o.の傘下)。
  • メキシコ・ラモスアリズペにピストン工場を設立。
  • 日本のイズミ工業(現マーレエンジンコンポーネンツジャパン株式会社)との合弁で中国にMAHLE Izumi (Liaoning) Piston Co., Ltd.を設立(現MAHLE Engine Components (Yingkou), Co., Ltd.)。
  • 中国にピストン工場を設立(現 MAHLE Engine Components (Nanjing) Co., Ltd. 及びMAHLE Engine Components (Yingkou) Co., Ltd)
  • 韓国に合弁企業Donghyun MAHLE Filter Systems Co., Ltd. を設立(現MAHLE Donghyun Filter Systems Co., Ltd.)。
  • FERROPRINT®スカートコーティングを採用した乗用車向けピストンを量産。

沿革2000年-2009年

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規模拡張。急成長。

2008年の金融危機をきっかけに世界で経済不安が深まる中、マーレは自動車業界、エンジン業界のグローバルな開発パートナーとしてトップの地位を確立していました。1999年当時の全グループ従業員数はおよそ25,000人。売上高の半分以上は欧州以外の市場から計上されるようになっていました。
2000年
  • オーストリア・ランクヴァイルKönig KG資本参加率の増加。
  • ポーランド・クロトシンにピストン工場を設立。
  • 米国MAHLE-Parr Filter Systems, Incを買収し、グループの一員へ。
  • ブラジルにフィルタ工場を設立。
  • 商用車向け MONOTHERM®スチールピストンの量産。
  • 乗用車ディーゼルエンジン向けの中空耐摩環(CRC)付きピストンの量産。
2001年
  • German Economy Foundation Initiativeに300万ドイツマルク寄付
  • MAHLE Siedlung GmbHの解散、そして社宅を個人オーナー・団体へ売却。
  • モータースポーツ用のピストンなど部品の開発及び生産を集約し、ドイツ・フェルバッハに工場を設立。
  • ドイツのBrockhaus Soehne GmbH に資本参加。
  • メキシコに合弁企業Knecht Duroplast Sistemas de Filtración S.A. de C.V. 残存株式を買収(現MAHLE Sistemas de Filtración de México S.A. de C.V.)。
  • 日本の株式会社テネックス (現 株式会社マーレフィルターシステムズ)と同社傘下のフィリピン、米国、英国法人の過半数株式、またタイ法人の少数株式をそれぞれ取得。
  • 韓国Donghyun MAHLE Filter Systems Co., Ltd., 株式所有率を増加(現 MAHLE Donghyun Filter Systems Co., Ltd.)。
  • 韓国・釜山にエアフィルタ生産するためTennex Korea Ltd.を設立。
  • 中国MAHLE Izumi (Liaoning) Piston Co., Ltd., China株式所有率を増加 (現 MAHLE Engine Components (Yingkou) Co., Ltd.
  • FERROCOMP®大径ピストンの量産。
  • 乗用車ディーゼルエンジン用にクロム・セラミックメッキピストンリングの量産。
  • ガソリンエンジン用に可変長インテークモジュールを開発。
2002年
  • ドイツ・シュツットガルトに本社の新社屋がオープン。
  • ドイツ・ライバーティンゲンにカムシャフト工場を設立。
  • カナダBrockhaus Canada, Inc. 株式過半数を収得、MAHLE Brockhaus, Inc.に改名。
  • オーストラリアACL (Automotive Components Ltd.)とマーレが過半数出資する合弁企業を設立し、ピストン及びピストンリングの量産。
  • 乗用車ガソリンエンジン用ECOFORM®ピストンを導入。
  • 樹脂ヘッドカバーの量産開始(株式会社マーレフィルターシステムズの技術をグループ内に展開)。
2003年
  • BMWとマーレが過半数出資する合弁企業ZNF Maschinenfabrik Spandau GmbHを設立し、カムシャフトの量産開始。
  • 中国・重慶Chongqing Changjiang Izumi Piston Industries Co., Ltdの買収(現MAHLE Engine Components (Chongqing) Co., Ltd)。
  • 日本の株式会社テネックス(現 株式会社マーレフィルターシステムズ)株式所有率を増加。
  • Siemens及びDaewoo Motors50/50合弁企業韓国・Kemscoのエアインテークモジュール工場の買収。
  • オーストラリア・メルボルンにピストン、ピストンリング、ピストンアッシー工場を設立。
  • 世界初、乗用車ディーゼルエンジン向けプラスチックハウジングのオイルフィルタを開発。
  • 初の完全エンジン(フォーミュラSAEレース用3気筒、4ストロークアルミエンジン)。
2004年
  • ドイツ・バートアーロルゼンの International Tracing Service(ITS)に1941年から1945年までの強制労働者名簿を引き渡し、調査に協力。
  • ドイツ・ZNF Maschinenfabrik Spandauの残存株式を買収、そしてヴスターマルクに工場の建設開始。
  • ドイツ・ヴェルファースハイムにエンジンバルブ生産用工場を設立。
  • ドイツ・プレテンバルグBrochkaus Soehne GmbH株式の過半数を取得。
  • ドイツ・ザクセン州のSchmiedewerk Roßwein GmbHを買収(現 MAHLE Motorkomponenten GmbH)。
  • 中国のShanghai Filter Factory株式の過半数取得(現 MAHLE Shanghai Filter Systems Co., Ltd. の傘下)。
  • タイ合弁会社Siam Tennex株式の過半数を取得(現MAHLE Siam Filter Systems Co., Ltd.)
  • オーストラリア合弁企業MAHLE-ACL Piston Products Ptd Ltd.の残存株式を収得。
  • ターボエンジンのエアインテークシステム用サウンドジェネレータ(サウンドクリエータ)を開発。
2005年
  • ドイツのBrockhaus Soehne GmbH を完全子会社化及びSchmiedewerk Roßwein GmbHとの統合(現 MAHLE Motorkomponenten GmbH)。
  • Cosworth Technology Group傘下企業を買収し、英国・Northampton及び米国ミシガン州ノヴァイのテクニカルセンターの獲得(現 MAHLE Powertrain Ltd.及びMAHLE Powertrain, LLC)。
  • 米国・ミシガン州ファーミングトンヒルズのテクニカルセンターを拡張。
  • 日本の株式会社テネックス(現 株式会社マーレフィルターシステムズ)及びテネックスグループ内の企業を完全子会社化。
  • インドPurolator India Ltd. の株式を過半数取得(現 MAHLE Filter Systems (India) Limitedの傘下)。
  • タイ Izumi Piston Manufacturing Co., (Thailand) Ltd.の株式を過半数取得 (現MAHLE Engine Components (Thailand) Co., Ltd.)。
  • 樹脂ハウジングのオイルフィルタモジュールが完成。
  • 3段階レゾナンスインテークモジュールの量産。
2006年
  • Norddeutsche Filter Vertriebs GmbH と AKO Filter GmbH を買収し、産業用フィルター事業として再編。
  • ポーランド・クロトシンにアフターマーケット事業用物流センターを開設。
  • ルーマニア・ティミショアラにフィルタ工場(現MAHLE Componente de Motor SRL)を設立。
  • Behrグループから米国のカーボンキャニスタ事業を買収。
  • アフターマーケット事業を拡大するため中国でMAHLE Trading (Shanghai) Co., Ltd.、日本でマーレトレーディングジャパン株式会社を設立。
  • 中国・上海にテクニカルセンターを開設。
  • 中国・広州にフィルタ工場を、営口にベアリング、ピストンリング工場を設立。
  • オイル分離の効率を最適化した電動式コーンスタックセパレータを開発(世界初)。
  • 商用車ディーゼルエンジン向けの中空耐摩環(CRC)付きアルミピストンを量産。
  • 機械的負荷及び高熱に耐えるMONOCOMP®複合スチールピストンの開発。
  • オイルミスト分離機能と圧力調整機能を内蔵した樹脂ヘッドカバーの量産。
2007年
  • ガソリン・ディーゼルエンジン用ターボチャージャーの開発に着手。
  • 中国Hubei Tri-Ring Company Ltd. とマーレが過半数出資する合弁企業(現MAHLE Tri-Ring Valve Train (Hubei) Co., Ltd. )を設立し、湖北省麻城に工場を新設。
  • アルゼンチンでEdival S.A. を買収(現MAHLE Argentina S.A.)。
  • 米国Dana Corporation のエンジン部品事業を買収し、グループ内の既存事業に統合。
  • メキシコPromotora de Industrias Mecánicas, S.A. de C.V. (Promec) を買収(現MAHLE Componentes de Motor de México, S. de R.L. de C.Vの傘下)。
  • ドイツSiemens VDO Automotive AGからエアインテークモジュールとエアフィルトレーション事業を買収し、グループ内の既存事業に統合。
  • マーレの技術指導の基で、インド・チェンナイに50/50合弁企業(現MAHLE Engine Components India Private Ltd.)を設立。
  • 商用車向けMonoXcomp®ピストンの導入。
  • 乗用車ガソリンエンジン用EVOTEC®ピストンを開発。
  • ウォーターセパレータ内蔵のディーゼルフューエルフィルタ(単体またはシステム)を開発。
  • デモ用排気量1.2L、3気筒のダウンサイジングエンジンを開発、CO2排出量を最大30%まで低減。
  • 電子制御EGRバルブを開発。
  • 燃費効率向上のため耐摩耗に強いALBOND®シリンダーライナーの開発。
  • 高出力エンジン用耐摩耗に強いPVD(HV-PVD)コートピストンリングの開発。
  • CO2排出量低減のため軽量化コンロッドの開発。
  • 軽量化エンジンバルブの開発。
  • CamInCam®(可変カムシャフト)の量産。
  • インパクト式オイルミストセパレータの開発。
  • 多機能付き樹脂オイルパンモジュールの量産。
2008年
  • ドイツポンプメーカーENTEC GmbHの買収(現MAHLE Filtersysteme GmbHの傘下)。
  • Amafilter Group Holding BVを買収し、産業用フィルター事業として再編。
  • ターボチャージャーの開発・生産を進めるためにRobert Bosch GmbHと50/50合弁企業Bosch Mahle Turbo Systems GmbH & Co. KGを設立。
  • トルコのエンジン部品メーカーMopisan株式の過半数を取得(現 MAHLE Motor Parçalari San. ve Tic. A.Ş.)及びアフターマーケット事業の物流センターの建設開始。
  • メキシコのClemex de México, S.A. de C.V. を買収(現 MAHLE Componentes de Motor de México, S. de R.L. de C.V.の傘下)
  • ブラジル・ジュンディアイ(サンパウロ近郊)にテクニカルセンターを開設。
  • ブラジル・ケイマードスに過半数出資の合弁企業MAHLE Hirschvogel Forjas S.A.を設立。
  • 耐摩耗性、耐スカッフ性能、耐焼き付き性能に優れているDLCピストンピンの量産。
  • クーラントポンプの導入。
2009年
  • オーストリア・マティッヒホーフェンのKTM-Kühler GmbHの自動車関連事業を買収(現 MAHLE Filtersysteme Austria GmbH)。
  • 合弁企業Bosch Mahle Turbo Systems GmbH & Co. KG傘下オーストリア・セントミヒャエルに工場を完成。
  • メキシコ・レルマにアフターマーケット事業用物流センターを開設。
  • 電動式ウェイストゲートアクチュエータの量産。
  • ローフリクションカムシャフト(LFC)の試作品が完成。
  • ディーゼルエンジン用の高速切り替え式電子制御EGRバルブの試作品が完成。
  • 乗用車用ペンデュラム(振り子)スライダ、可変制御オイルポンプの開発。

沿革2010年-2020年

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未来へ向けて

マーレは、市場での戦略的地位の強化を図り、次の時代に向けた体制づくりに着手。Behrの株式を過半数以上獲得すると、38ヶ所の生産拠点と3つのテクニカルセンターで働く17,000名の従業員がマーレグループの一員となりました。
2010年
  • Behrの株式を段階的に買収することで合意。第一段階としてマーレがBehrの株式の19.9%を買収。
  • ドイツ・シュツットガルトに従業員の子供用のデイケアを開設。
  • Behrグループの産業用向けビジネスに過半数出資(現 MAHLE Industrial Thermal Systems GmbH Co. KG)。
  • 中国・天津にフィルタ工場を設立。
  • PTCヒータを利用するカーボンキャニスタの開発。
  • 商用車、産業機材、発電機材用樹脂ハウジングのオイルフィルタモジュールを開発。
  • サーマルマネージメント機能を統合した樹脂ハウジングオイルフィルタモジュールの量産。
  • 乗用車向けTopWeld® スチールピストンを開発。
  • レンジエクステンダ(直列2気筒)の開発に着手。
2011年
  • Behrグループに対する持株比率を19.9%から36.85%に増加。
  • トルコのエンジン部品メーカー、MAHLE Mopisanの残存株式を買収(現MAHLE Motor Parçalari San. ve Tic. A.Ş.)。
  • インド・チェンナイにフィルタ工場を設立し、量産開始。
  • バラスト水処理装置をドイツBSH認証取得。初の大量受注。
  • 風力発電用クーリングシステムの開発。
  • エアインテークモジュールに内蔵可能の水冷インタークーラを開発。
2012年
  • 日本の国産電機株式会社(現 マーレエレクトリックドライブズジャパン株式会社)に資本参加。
  • 日本・東京本社の移転。米国・デトロイト近郊のファーミングトンヒルズに北米本社を開設。
  • 日本・九州にフィルタ工場(福岡県直方市)を設立。
  • 中国・上海のテクニカルセンターを拡張。
  • タイ・ピストン工場(バンコク)及びフィルタ工場(サムットプラカーン)の拡張。
  • 超希薄燃焼用火花点火燃焼システム MAHLE Jet Ignitionの開発に着手。
  • 商用車向けスチールピストンのレーザー溶接技法を確立。
  • 商用車向け組立カムシャフトの量産。
  • エアインテークモジュールに内蔵するカスケード(多段式)水冷インタークーラの開発。
  • 商用車用オイルフィルタモジュール(クーラントポンプ、サーモスタット、温度制御用センサー技術の機能を含む)の開発。
  • エンジン部品用高性能アクチュエータの開発。
  • レンジエクステンダ(発電機を内蔵 900 cc 直列2気筒4サイクルガソリンエンジン)をデモ車両に搭載。
  • 大型エンジン向け水冷インタークーラ用 コルゲートプレートの開発。
2013年
  • Behrグループに対する持株比率を50.71%に増加。そして、ビジネスユニット「サーマルマネージメント事業」を発足。
  • ドイツ・ショルンドルフのアフターマーケット事業用物流センターを拡大。
  • ドイツ・テューリンゲンのブラッテンドルフにオイルポンプ用コンピタンスセンターを開設。
  • 米国・ペンシルバニア州ヨーク市RTI Technologies Inc.を買収(現 MAHLE Aftermarket Inc.の傘下)。
  • インド・チェンナイのピストン合弁企業MAHLE IPLを完全子会社化(現MAHLE Engine Components India Private Limited)。
  • 軽量化中空バルブEvoTherm®及びTopTherm®EvoTherm®の製品開発。
  • 乗用車用EVOTEC®-SCクーリング付き軽量化ガソリンピストンを開発。
  • ディーゼルエンジン燃料システム用の水分離促進するプレフィルタの開発。
  • 可変制御クーラントポンプの開発。
  • 高温/低温ラジエータ搭載したエンジンクーリングモジュールの開発。
  • 制御部一体化高電圧PTCヒータの開発。
  • バッテリー用クーリングプレート量産開始。
2014年
  • Letrikaの過半数株式を取得(現MAHLE Electric Drives)し、メカトロニクス・電動化事業を拡大。
  • アフターマーケット事業用物流センターをロシア・オブニンスク及びブラジル・リメイラに開設。
  • 日本の国産電機株式会社(現 マーレエレクトリックドライブズジャパン株式会社)の株式所有率を増加。
  • 中国・上海テクニカルセンター更なる拡張。
  • 中国・武漢にフィルタ工場、瀋陽にエアコン及びエンジンクーリング部品の工場を設立。
  • Bosch Mahle Turbo Systems社が中国に子会社を設立。
  • インドネシア・チカランにフィルタ工場を設立。
  • ダウンサイジングエンジンをデモ車両に搭載。
  • 乗用車ディーゼルエンジン用スチールピストンの量産開始。
  • 商用車(MD/HD)向けステンレス製オイルクーラの製品開発。
  • 高圧・低圧EGRシステムにデモ車両に搭載。
  • ランキンサイクルに基づき膨張機、フィードポンプ、熱交換器で構成されるシステムの開発。
  • 水冷インタークーラを内蔵したエアインテークモジュールの開発。
2015年
  • ドイツのAmovis GmbHを買収(現MAHLE Amovis GmbH)。
  • 世界初乗用車用スチールピストンの量産ラインの自動化。
  • Delphi のサーマル事業を買収、グループ内既存事業に統合。
  • メキシコにサーマルマネージメント部品工場(ラモスアリズペ)とフィルタ工場(セラヤ)を設立。
  • 日本 国産電機株式会社の過半数株式を取得(現:マーレエレクトリックドライブズジャパン株式会社)。
  • 中国・四川省成都市に工場を設立し、エアコン及びエンジンクーリング用部品の量産。
  • アフターマーケット向け車用故障診断機(スキャンツール) TechPRO®をデビュー、米国市場に販売開始。
  • デモ車両にCNG技術を搭載。
  • MAHLE Jet Ignition®をFormula 1 の仕様に改良し採用。
  • 電動スクータに搭載トラクションモータを量産開始。
  • 乗用車向け頑丈かつ軽量化EVOLITE®ピストン及び耐摩環、クーリング付きEVOTEC® RSCピストンの開発。
  • エアコン用コンプレッサを製品ラインナップに追加。
  • 熱電式ヒートポンプを採用したバッテリー温度制御の製品開発に着手。
  • マーレ財団50周年。
2016年
  • 「産業用フィルター事業」の売却。
  • 「電子ドライブ&アプリケーションズ事業」と「アクチュエーター事業」を統合し、ディビジョン「メカトロニクス」を発足。
  • 英国・ノーザンプトンに車両開発センターを開設、OEメーカに提供するビジネス分野を拡大。
  • 米国ミシガン州プリマスにテストセンターを開設。
  • ドイツ「Diversity Charta」に参入し、ダイバーシティ推進活動を強化。
  • イノベーションプログラム「ACTIVATR」をスタート。
  • 世界初、商用車向けペンデュラム(振り子)スライダ、可変制御オイルポンプを開発。
  • キャビンエアフィルタCareMetix® をデビュー。
  • 世界初商用車用マップ制御サーモスタットの開発。
  • 世界初R744を利用したエアコンシステムの量産。
2017年
  • ディビジョン「メカトロニクス」のラインナップにコントロール及びエレクトロニクス技術を追加。
  • ドイツ・シュツットガルトが「家族に優しい人事施策」の認定を取得。
  • 社内イノベーション取組「Incubator」の発足。
  • Faurecia 「Cockpit of the Future」プロジェクトで、サーマルマネージメントシステムに関する技術協力。
  • 鍛造関連事業を売却する伴いドイツ・プレテンバルグ及びロスヴァインの工場も売却。
  • O-Flexx Technologies GmbHを買収し、サーモエレクトリックス市場に参入(現MAHLE Thermoelektrik GmbH)。
  • スペインの電子部品メーカーNagares SAを買収(現MAHLE Electronics S.L.U.)。
  • 車両診断機器メーカーBRAIN BEE® AGの少数株式取得。
  • ポーランド・クロトシンに工場を設立。
  • ブラジルMAHLE Metal Leve Miba Sinterizadosの株式売却。
  • 中国・常熟市に空調用コンプレッサ工場を設立。
  • 48V電気自動車のコンセプトカー「MEET」をIAA2017(フランクフルトモーターショー)で世界初披露。
  • ペデレック向け部品と駆動ユニットの量産。
  • CO2低減に寄与する水路切り替えバルブ(電動ウォータポンプとの組み合わせ)Liquid Management Moduleの開発。
  • 容量の異なるeコンプレッサの製品開発。
2018年
  • Behrグループに対する持株比率を55.71%に増加。
  • Bosch Groupとの合弁企業Bosch Mahle Turbo Systems GmbH & Co. KGをボッシュ合意の上で売却。
  • Hella Behr Plastic Omnium (HBPO)所有株式の売却。
  • ペデレック、HMI、コネクティビティ技術を専門とするebikemotion® Technologies SLの買収(現MAHLE Ebikemotion S.L.U.)。
  • スペイン・バレンシアでテクニカルセンターを開設。
  • 英国・ノーザンプトンに WLTP及びRDE対応するためテストセンター(RDEC)を開設。
  • BRAIN BEE®株式所有率を過半数以上まで増加(現 MAHLE Aftermarket Italy)。
  • ハンガリーBalassagyarmat工場にeコンプレッサ生産ラインの立上。
  • ハイブリッド商用車のシステムソリューションの提供(サーマルマネージメント、モータ、エレクトロニクスの分野)。
  • 商用車用コンパクトなe-WHRの開発。
  • 電動ドライブシステム用のオイルマネジメントモジュールの開発。
  • 商用車向けブレーキや排ガス温度管理など他の機能を統合する新しいバルブトレインシステム(Shifting Roller Systems)を開発。
  • FCV用メンブレン式加湿器の開発。
  • FCV用製品(バッテリー制御、エレクトロニクス技術、モータなど)を製品開発。
2019年
  • Behrグループに対する持株比率を60.71%に増加。
  • トランスミッション開発専門ZG-Zahnräderを買収し、パワートレインのシステム技術分野を拡大。
  • EVワイヤレス充電技術に参入。
  • グループ内スターアップ企業chargeBIGがシュッツガルト空港からEV充電システムを受注。
  • 乗用車高出力スチールピストンの新生産技法を導入。
  • 代替燃料に適用する材質・部品の開発。
  • FCV用製品開発を集約し、プロジェクトハウスの立上。
  • e-モビリティ用の製品ラインナップの拡充。
  • e-バイク用の部品ラインナップの拡充。
  • EVの冬期走行距離を最大20%向上させる一体型ヒートポンプシステムを開発。
  • アフターマーケット向け車用故障診断機(スキャンツール)TechPRO®の販売市場を拡大。
2020年
  • 100周年を迎える。
  • ディビジョン「メカトロニクス」及びプロフィットセンターを再編・統合し、ビジネスユニット「エレクトロニクス&メカトロニクス事業」を発足。
  • Behr Hella Service (BHS)の残存株式を買収し、ビジネスユニット「アフターマーケット事業」の製品ラインナップを拡充。
  • イタリア・パルマに整備機器、診断ツールなどの生産・開発拠点を設立。